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メンタルヘルスブログ

メンタルヘルス 2021.03.11

ストレスは、「ズレ」から生まれる

ストレスは、「ズレ」から生まれる

ストレスに感じやすい人、そうでない人


長時間労働や過重労働、パワーハラスメント、セクシャルハラスメントなどはもちろん、誰にとっても強いストレスです。
こうしたストレッサーを極力減らしていくことは、企業のメンタルヘルス対策の大前提です。



①上司がイライラしていて、自分にも八つ当たりをされて頭にきた。
②頑張って資料を作ったのに、先輩にミスを指摘されて落ち込んだ。
③入社時に希望したのとは、別の部署に配属されてしまった。

上記のようなストレッサーに対し、ストレスを感じることは多々あることです。
しかし違うシチュエーションでも、違う受け止め方をする人もいます。

①では「上司も難しい立場で、イライラすることもあるだろう」、
②であれば「先輩に指摘してもらい、大きな問題にならなくてよかった」、
③ならば「希望とは違っても、ここで新しい仕事を覚えて頑張ろう」。

そんな風に考える人もいます。同じ出来事でもそうした人には特に大きなストレスを感じる事柄ではないわけです。


ストレスに感じやすい人、そうでない人

こうしたストレスの感じ方の違いを、私の会社の顧問で産業医の三宅琢医師は、「ズレ」という言葉で表現します。

 

 

 

例えば、辛いものが大好きな人が本格的なスパイスのきいたカレーを食べたいと思って注文した時に、家庭で作るような優しい味のカレーが出てきたとします。こういう時は誰でも「あれ?」と違和感を覚えるはずです。このような「期待していたものと出てきたものが違う」というズレがあるときいうずれがあるときに、人はストレスを感じるのだそうです。

ですから、先の例で言えば「上司はいつも冷静でいるべき」という価値観の人にとっては、イライラして八つ当たりする上司はストレスです。「自分の頑張りを認めてほしい」という気持ちが強い人には、頑張ったことは無視してミスの私的だけをする先輩は、ストレスになります。

つまり、何をストレスと感じるかは人によって異なる分けです。ですから、部下が感じるストレスは、同じ職場で働く上司でもすべて把握できる分けではありません。ストレスのもとを洗い出して一つ一つ潰す、というのは現実には不可能です。

ここで大切になるのは、上司や管理職は「ストレスは人によって異なる」という事実を再認識することです。上司である自分の感覚が、そのまま部下にも当てはまるわけではないのです。

 


次回は「上司と部下では、『ストレス耐性』が異なる」についてご紹介いたします。

この記事の監修


株式会社Avenir 代表取締役 刀禰真之介


株式会社Avenir
代表取締役 刀禰真之介

株式会社メンタルヘルステクノロジーズ代表取締役。
デロイトトーマツコンサルティング株式会社(現アビームコンサルティング)、UFJつばさ証券(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)株式会社、株式会社環境エネルギー投資などを経て、株式会社Miew(現メンタルヘルステクノロジーズ)を設立し、代表取締役に就任。その後、同社の100%子会社としてAvenirを発足し、代表取締役就任。

【著書】
部下の心が折れる前に読む本

部下の心が折れる前に読む本