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メンタルヘルスブログ

メンタルヘルス 2021.05.24

病気を防ぐだけではない、メンタルヘルス対策

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病気を防ぐだけではない、メンタルヘルス対策

メンタルヘルス不調のイメージ

出典:写真AC


一般にメンタルヘルス不調というと、狭い意味ではうつ病や適応障害、パニック障害といった心の病気を指すことが多いでしょう。

こうした心の病気、精神疾患の発症は、統計的には男性よりも女性に多いと言われています。

うつ病の罹患率では、女性が男性の約2倍というデータもあります。

一方で、男性だからうつ病のリスクが少ないというわけではありません。

男性の場合、強いストレスを感じていても「弱みを見せたくない」「もっと頑張らないと」という心理が働き、なかなか病院を受診しない人が多いと指摘する専門家もいます。
さらにストレスから逃れるために酒を飲んでしまい、アルコール依存に陥る人が多いのも男性の特徴です。
その結果、うつ病やアルコール依存症から衝動的に自殺に走るケースは、圧倒的に男性に多くなっています。

特に40代以上の男性で、単身赴任で働いているようなシチュエーションは注意が必要です。
元々仕事で責任が増す年代でもあり、元の職場や家族から切り離された孤立感から酒量が増えてしまい、アルコールによって心身の健康を損なうケースが多いからです。

ただし、これはあくまでも統計的な話です。30代など、より若い世代でも心の病気は増えているため、性別・年代を問わず、誰でも心の病気になるリスクはあります。

また、必ずしも心の病気を発症していないから、その人のメンタルヘルスが良好であると言えるわけではありません。

メンタルヘルスとは直訳すれば「心の健康」です。WHOでは「健康」を次のように定義しています。「健康とは、身体的、精神的ならびに社会的に完全に良好な状態にあることであり、単に病気や虚弱でないことにとどまるものではない」。

つまり、単に体や心の病気でないだけではなく、その人が職場に快適に適応し、持てる力を十分に発揮している状態が、働く人のメンタルヘルスが良好ということです。

反対に仕事への意欲が下がっている、生産性が低下している、職場に対する満足度が低い、離職率が高いといった場合も、広い意味ではメンタルヘルス不調の多い職場と言えます。

うつ病などの病気と、意欲低下、生産性低下といった広い意味でのメンタルヘルス不調は多くの場合、同じ構造から生まれます。
そのメカニズムを理解して対策に生かすことは、心の病気や休職・離職を予防するとともに、一人ひとりがいきいきと働ける職場づくりにもつながります。

次は『うつ病などの精神疾患は、今や国民病の一つ』についてご紹介いたします。

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うつ病などの精神疾患は、今や国民病の一つ

メンタルヘルス不調を訴える人々とは




出典:写真AC

実際に、働く人のあいだでメンタルヘルス不調を訴える人は増えています。



以前はうつ病というと、中高年の男性に多い傾向がありました。
組織のなかで中間管理職として上と下に挟まれ、強い精神的ストレスがかかる状況と過労により、うつ病を発症してしまう。それが典型的パターンでした。



しかし近年は、中高年だけでなく若い世代や女性にも、うつ病や不安障害、適応障害といった精神疾患を発症する人が増加しています。



厚生労働省のデータによると、うつ病を含む気分障害の患者数は、1999年時点は44万人余りでしたが、2014年には111万6000人となっています。
わずか15年の間に2.5倍に増えています(平成26年患者調査)。



統合失調症や認知症を含めると、精神疾患の患者数は400万人に迫る勢いです。



これは国民の30人に1人が精神疾患を患っている計算になります。



このような精神疾患患者の急増を受け、厚生労働省では2011年に、国で対策に力を注ぐべき4大疾病(がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病)に精神疾患を加え、5大疾病としています。



今や、うつ病をはじめとした精神疾患は、特別な病気やレアケースではなく、私たちの健康を脅かす国民病の一つと言えるのです。



私の実感としても、働く人のメンタルヘルス不調は、あらゆる業界の企業で発生しています。



例えば化学メーカーのA社は、社員数は1000名あまりですが、その中で6~10人ほどが常に休職している状況でした。
離職率も15%を超え、辞めていく社員の半数がメンタルヘルス不調でした。



会社として法律で定められた産業医の選任や、社員へのストレスチェックを行っていたにもかかわらず、メンタルヘルス不調が一向に減らないことに、A社の人事・労務担当者は頭を抱えていたものです。
ある程度の事業規模の企業になると、どの業種でも同様の状況が見られます。



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次回は「職場のストレッサー」についてご紹介いたします。

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この記事の監修


 


株式会社Avenir
代表取締役 刀禰真之介

株式会社メンタルヘルステクノロジーズ代表取締役。
デロイトトーマツコンサルティング株式会社(現アビームコンサルティング)、UFJつばさ証券(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)株式会社、株式会社環境エネルギー投資などを経て、株式会社Miew(現メンタルヘルステクノロジーズ)を設立し、代表取締役に就任。その後、同社の100%子会社としてAvenirを発足し、代表取締役就任。

【著書】
部下の心が折れる前に読む本

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